読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

そのに

 

だけど朝が来て、気づいたらまた寝てた。

その日は、夜に男の人と2人で飲みにいく約束をしていた。サークルの先輩が死んじゃったんだけどって連絡を入れた。

無理しなくていいよって返事が来た。無理するって何を無理するんだろうって素直に思った。

 

なんか口にしようと思ったけれど、家に食べるものがなかった。でも家から出る気力が沸かなかった。

あ、でもこれなんかたべないと、どこかの世界へ行くかも。と思ったら怖くなって物凄いひどい格好で家を飛び出して何かを食べた。味はしなかった。

 

夜が更けてきて怖くなった。夜が怖かった。目を瞑るのが怖かった。1人の部屋で目を瞑るのがこわい。どこかへ連れて行かれるかもしれない。

男の人に、やっぱり会ってくれませんか、と伝えた。男の人は優しい方だったのでいいよと言ってくれた。19時位に横浜から上野へ向かった、電車が物凄く空いていて、外を見ながら先輩どっか行っちゃったのにわたしなにしてんだろーって思った。夜は涼しかった、たぶん。

 

男の人は、多分物凄く気を使ってくれて話してくれて、普通に楽しい飲み会だったしそこそこ酔っ払った。男の人がトイレに行った時スマホ見たらサークルの人からたくさん連絡がきてた。ちなみに男の人とはその後なにも恋愛関係は持っていません。

 

そこそこ酔っ払って、家に帰りベットへ横たわり目を瞑ったら眠くなった。電気を点けたまま目を瞑ったらあんまり怖くなかった。

お通夜は夕方からだから適当に起きようと思ってアラームをかけた。2時間くらいは寝たけど、やっぱり目が覚めて寝付けなかった。2時間だけでも夜寝られたのはちょっと嬉しかった。

 

深夜なのに男の人に連絡をとったりしていた。この世界に入るために、寝てはいけないとか思っていた。

 

お通夜へ行くために駅で同期と待ち合わせた。同期となんて話せば良いかお互いよくわかっていなくて、からあげの話とかしていた。あと喪服暑い、とか話してた。

お金いくら包む?とか具体的な話を始めて、ねえ?本当に死んじゃったのかな?とか話してたけど、お互いよく信じられていなかったのでぼーっとしていた。ぼーっとしながら3時間電車に揺られていて、田舎になってきたねえとか話していた。先輩実家帰るときこの電車使ってたのかあとかも話した。

 

横浜から3時間、先輩の実家方面へ着いた。

田んぼ田んぼ田んぼ、田舎だった。街灯がなくってすごく怖くて、田んぼに吸い込まれてしまいそうで泣きそうになった。

 

斎場に着くと、サークルの人が居て先輩を囲ってわんわん泣いていたりした。

お焼香あげて、サークルの人とご飯食べて、先輩の顔を見に行った。わたしの知って入る先輩の顔じゃなくて、やっぱり別人だ!とか思った記憶がある。でもよく見ると先輩だったのですごく怖くなって足がすくんだ。ちゃんと見ることが出来なくなった。

先輩そう言えば4日前スパ行ったんだけなあ、とか思ってた。